本文より
アミノ酸は抗うつ薬と同じほどの効果がある
アミノ酸のような栄養素は薬と同じくらいの効果があるが、大量に摂取したケースを除き、副作用は無い。それは、栄養素の活用が脳と身体における自然のしくみにのっとっているからである。
したがって、あなたの脳のはたらきを最適化するには、まず食事でアミノ酸を十分に摂取することが先決である。それには、アミノ酸の素、タンパク質を食べるに越したことはない。
脂肪と異なり、アミノ酸は身体に蓄えることができないので、ほぼ毎日、タンパク質を摂らねばならない。その量だが、戦争や飢饉の経験、それから実験室での多くの研究から、成人は体重1キログラムあたり毎日1グラムのタンパク質を摂らねばならないことが判明している。これは成人女性なら一日に50グラム、成人男性なら約60グラムに相当する。
必須アミノ酸を脳に供給するには、これらをふんだんに含んだ良質なタンパク質を摂るに限る。良質なタンパク質は、肉(トリ、ブタ、ウシ)、魚介類、トウモロコシ、豆腐、豆類(納豆、金時)、牛乳、チーズなどの乳製品に多く含まれている。また、米は糖類の固まりと思われているが、意外にも、含まれる総エネルギーの8パーセントをタンパク質が占める。
必須アミノ酸を摂るベストの方法は、肉類を食べることだが、エネルギーの摂り過ぎはできるだけ抑えたい。それには、脂肪分の少ないタンパク質を選ぶのがよい。低脂肪タンパク質の代表は、魚介類、鶏肉、シチメンチョウ、脂の少ない赤身の肉(ブタ、ウシ、ヒツジ)などである。
ここで注意すべき点は、動物由来のすべてのタンパク質食品には、アラキドン酸が多いことである。アラキドン酸はインスリンの効き目が落ちるインスリン抵抗性の引き金となる炎症を起こす。しかも食品に含まれるアラキドン酸、タンパク質食品の脂肪分に比例して増えるから、脂肪分の少ないタンパク質を摂取するのがポイントとなる。
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